亡き母に想いを馳せる、春のお彼岸。


昨日は春分でしたね。そして先週17日から23日までが、今年の春のお彼岸。

お彼岸は一年に2回あり、春分と秋分をまたいだ前後3日が、春のお彼岸、秋のお彼岸と言われます。お墓参りをしたり、お供えにぼた餅やおはぎを作ったりして、

「ご先祖さまに想いを馳せる」そんな期間。

ここ最近は、そんなことをより大切にしたいなと思います。

今のわたしがあるのは、ご先祖さまがいたからこそ。そこに感謝を忘れてはいけないなと、改めて思うようになりました。

わたしは幼い頃に、母を自死で亡くしているのですが、昨日ふといろいろと考えていて、

わたしが、心の健康にもつながる「腸を整える食事」を、一番伝えたいのはあの頃のお母さんかもしれない。

そんなことを思いました。

それはもう叶わないことだけど、だからこそそれがわたしの、原動力になってることは間違いない。

実は最近少しだけ、お仕事のことで、悩んだりもしてたのですが、やっぱりわたしのやってることは間違ってないと、改めて思えました。

そうしたらスルスルと悩みが解決して、心から母に対する「ありがとう」の気持ちが湧いてきた。

春のお彼岸はわたしにとって、とてもいい機会となりました。

そんな週末は、母に想いを馳せながら、子どもたちと一緒にぼた餅を作りました♩

お彼岸に食べるおはぎとぼた餅は、呼び名は違うけど、実は同じもの。

小豆の粒を、春は牡丹、秋は萩と、季節の花に見立てて、春はぼた餅、秋はおはぎと言うという説が一般的です。

ちなみにぼた餅は、夏と冬にも呼び名があって、夏は夜船、冬は北窓という呼ばれるそうですよ。

そんな風にお彼岸のことやぼた餅のことをお話しながら、家族みんなでお米をつぶしました。

お兄ちゃんは、きな粉や青のりをまぶすところまで手伝ってくれて、想像以上に戦力になってくれました♩

今回は、あんこ、きな粉、うぐいす粉、黒ごま、青のりの、5色の綺麗なぼた餅が完成。先日作った、金柑の甘露煮も添えてみました。

こうしてお重に詰めてみると、「日本の食卓は本当に美しいなぁ」と感じます。

ちなみにあんこはみりんで煮ました。金柑の甘露煮もみりんたっぷり♩

みりんオタクは抜かりないです。(笑)

こうした日本の素敵な文化や暮らしを、これからも子どもたちと一緒に体験したい。

楽しみながら、時には怒られながら(笑)、一緒に作っておいしく食べた思い出とか、日本の文化を大切にして、暮らしを楽しんでる母の姿をとか。

そんな幸せな記憶をたくさん残してあげたいなと思います。

小さい時の幸せな記憶や思い出は人生の宝、しんどい時の心の糧になるから。

わたしはお料理や暮らしを通して、そうした幸せな思い出をたくさん作ってあげたい。

あと、日本の暮らしや食卓を大切に思ったり、大切に思わなくても、そういったものに触れることで心が和んだりする日本男児、個人的にめちゃくちゃ素敵だと思うんです。(笑)だからわたしはそんな男子を育てたい。(笑)

なんだか暦や暮らしを大切にしだしてから、人生において自分が大切にしたいこと、すべきことが、どんどん明確になっている気がします。

「ご先祖さまに感謝する」といった事もそのひとつです。

あなたの心の中にも、「もう会えないけど大切な人」はいますか?

もしも辛くなければですが、このお彼岸の期間に、その方に想いを馳せてみてください。

わたしみたいに何か悩みが解決したり、大切なことが見えてきたりするかも知れません^^

では、今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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PROFILE

maho.tanabe19
maho.tanabe19田辺 真穂
「みりんスイーツと発酵食」minamoto食堂主宰/インナービューティープランナー

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