プロフィール・
人生ヒストリー
講師紹介
田辺真穂 たなべまほ
岐阜県出身在住|二人の男の子の母
みりんスイーツと発酵食minamoto食堂主宰
伝統みりんスイーツ専門家・暮らしと心に宿る日本文化研究家として、お料理に使う調味料のひとつ、伝統製法の本みりんやみりんの搾りかすを活用したhacco&veganみりんスイーツ®︎の講座の開講・監修。海外の方へのワークショップやコラム執筆経験あり。発酵・和食の文化に魅了され、心と暮らしに宿っている日本の伝統・文化に深く興味を持ったことがきっかけで、七年独学で学び、実践し続け、2023年か夏からは本格的に歴史や古神道などを学び、2024年から「遺伝子レベルで自分を大切にする生き方」をお伝えしています。
【保有資格】インナービューティーダイエットアドパイザー|インナービューティープランナー|インナービューティー和食マイスター|メンタル心理カウンセラー|上級心理カウンセラー
活動実績
- (社)日本インナービューティーダイエット協会公式1day講座「inner beauty 本みりん lesson with 三河みりん様」監修
- オリジナル継続講座「hacco&veganみりんスイーツ」開催(第1期、第2期、第3期、第4期 全期満員御礼)
- オリジナル動画講座「みりんから広がる豊かな食卓講座」リリース(2022/11)
- みりんスイーツの販売に向けたクラウドファンディング 目標の374%を達成
- 中国の方向けのワークショップ開催 「発酵遊学ツアー」のみりん部門担当
- 暮らしと心に宿る日本の伝統文化とわたしを結ぶ「結life&mind講座」を開講(2024年〜)
人生ヒストリー
1990.01
1月、自然豊かな岐阜県の
田舎町で生まれました。
生まれ育った地、真っすぐのびる稲の穂がゆれる田んぼの辺りに、
今も昔も、住んでいます。笑
母方のお家では初孫、父方は初孫ではないのですが、
家族愛に溢れる家系だったので、とても可愛がられて育ちました。
わがままで頑固、目立ちたがり屋。
自由奔放な性格だったと思います。笑
おばあちゃんの作る梅干しや漬物が大好きな子供で、昔ながらの日本の食卓が好きなのは、思えば、この頃からだったのかもしれません。
子供達を連れて、祖母と、つくし・よもぎ摘みに行くのは、今も毎年春の恒例。
母方の祖母は85歳になりますが、今でも自分の足で買い物に行き、自炊をし、冷蔵庫や冷凍庫には、常備菜がびっしり。そんな祖母を尊敬しています。
お友達に恵まれ、保育園から今でも定期的に会う大好きな友人が5人以上います。運動会や音楽会なども大好きで、私らしさ全開。
家庭では、3歳で弟が、6歳で妹も生まれ、3人兄弟の長女となりました。てんかんと重度の自閉症を持って生まれてきた。弟の存在も、わたしの人生に大きな影響を与えてくれたと思います。
こうして書いてみると、自分らしさと本質や、積み重ねてきたものの源が詰まった、幼少期でした。
小学校一年生
小学校1年生の時経験した、
母の自死。
自由奔放のわがまま娘で生きてきたところから一変、
母を失った悲しみ、混乱、発見者というトラウマ。
父、兄弟を支えてあげてというみんなの優しさ。
心の重石を抱えたまま、 祖母と叔父と私たち家族の複雑な暮らしがスタートしました。
自死・重度知的障害・片親・複雑な同居家族 不仲・宗教問題といわゆる社会問題が、家庭に溢れ、
わがままで頑固、自由奔放。 そんな自分らしさは、封印しないと、 生きていけなかったから、 今、当時の自分を抱きしめにいきたい。
そう思うほど、本当に苦しかったです。
それでも大きな愛にも溢れていて、 このカオスはそれぞれの最善で、 最高の愛の形が生んだことも、 今ならわかります。
いっそ誰かのせいにしたいけど、 それでも100%、 ひとりひとりの立場になって考えてみると、 誰も悪くないことにも、氣がついてしまう。
出来事ひとつだけで、 すべてを判断できるほど、単純じゃない。背景を深く汲み取る癖はここからも、 来ているかもしれないです。
苦しさもありながら、 親戚、友達、近所の人、友達家族。
周りの人には本当に恵まれて、 普通なら触れられなかっただろう方々から大きな愛をたくさんもらいました。 そんな風にたくさんの方から、 氣にかけて愛してもらえているのは、この出来事があったからこその、 幸運だと思っています。
そしてこの出来事からわたしはずっと、
人に恵まれながら、自分の命の意味や、生き方を探していました。
現在に至るまで
生き方探求歴は、28年。
みりんと日本文化との出会い
有難い日々を送りながらも、生き方・心の安定の探求歴は、実に28年。
大人になってからも心の本、 自己啓発本やセミナーを漁り、心理カウンセラーの資格を取るも、自分にしっくりこない日々を重ねる中で、
出産を機に、過食と産後太りに悩んだタイミングで、たまたま手に取ったダイエット本の、「腸を整える食事、発酵食は心の安定・健康にも繋がる」という一文との出会いが、運命の出会いでした。
台所に立つ機会も多く、料理も好きだったわたし。
大好きだった料理で心を整えたい!それを仕事にしたい!と発酵料理教室を開くことを志したのが26歳です。
その過程で、
①日本の素晴らしい知恵、「発酵文化」の虜になったこと
②過食に悩んでいたこともあり、「発酵」を使って、罪悪感のないスイーツを作りたいと思ったこと
③地元に昔ながらのみりん造りをされている蔵元さんと出会い、伝統製法のみりんの味わい、みりん造りに感動したこと
がきっかけで、みりんスイーツ作りをはじめ、今の活動に至ります。
またこれを機に、発酵や和食、日本の生活文化・精神文化についても学びを深め、資格を取得し、それ以降も学び、実践し続ける中で、大人になってからも改めて、
発酵食や日本の文化の奥に込められた愛、暮らし方・生き方・在り方の素晴らしさに感動し、何より、自分に馴染む安心感を覚えました。
現在
不安からの学び、氣付いた
誇り、芽生えた強さ
そんな中で、日本の歴史・宗教観・神話・言語・文化人類学・文化的幸福感という、少々マニアックな概念や、日本的なビジネスや社会の在り方なども学ぶきっかけは、
はやり病をきっかけに、なんとなく感じていた世の中のおかしさが確信に変わったからでした。日本についてもっと知りたい!という、純粋な知的欲求もありましたが、それよりも未来への不安が強かったです。
そして学びを深める中で、歴史や文化を学ぶことの意義は、教養を増やすためだけじゃなく、自分が求めている生き方・在り方・心の持ち方に対する気づきや、悩みの解決策・困難の打開策を得るためにもなるんだと感じました。
思えば、今まで学んできたものは、海外の価値観をベースにしたものが多かったように感じます。
でも、日本語で、日本的な価値観で、自分に馴染む教えがあった。
自信がなくても、自己主張が苦手でも、繊細でもいい。私だからできるやり方で、私だからできることを全うしよう!和を大切にする価値観を広めたい!
そんな情熱と使命感を持ちながら、それを仕事として表現することで、わたし自身も「自分を生きる」を体感できるようになった気がしています。