「陰に転ずる」を受け入れる

2025.9.24

わたしはSNSを通じて、

サービスを知っていただき、

お仕事をしています。

そんな中で、歳を重ねたことによる

心身のゆらぎや、肌荒れから感じた、

発信への葛藤、SNSの見え方の偏りについて、

インスタライブでお話ししました。

こちらからご視聴いただけます。

内容を要約すると、

一年の中で、夏至と冬至が来るように、

一日の中で、朝が来て夜が来るように、

陰が極まって陽に転ずる瞬間も、

陽が極まって陰に転ずる瞬間も、

わたしにも、あなたにも、

本当は同じだけあるはずなのに、

SNSではどうしても、

「陰から陽へ転ずる瞬間」に

出会う機会が多くって。

例えば・・

太っていた→ダイエット成功

借金していた→年商〇〇万円!

イライラママ→イライラしない穏やかなママ

陰の部分のエピソードは、

その前座だったり、

パフォーマンスとして、

語られることも多いです。

そして人はどうしても、

陽に留まっていたくなってしまうけれど、

それはきっととても不自然なことです。

明けない夜はないならば、

暮れない日はない。

枯れない花もないし、

死なない人もいないはず。

でもそれでいいんだってこと、

それは意外と、

切なさや怖さや辛さを、

感じるだけのものでは、

ないんだってこと、

教えてもらう機会は少ない。

陰が陽に転ずるように、

陽が陰に転ずる瞬間を、

受け入れ寄り添う大切さを、

そこに価値を見出す必要性を、

今とても強く思います。

今思えば、どん底にいるとき、

生きる力が湧いてきたのは、

生き方を教えてもらった時じゃなかった。

" 寄り添ってもらったとき " だ。

同じ気持ちを同じ目線で

分かろうとしてくれたとき、

はじめて今の状況の自分に

「OK」を出せた。

人がおのずから動けるときは、

気合いを入れたときでも、

誰かにアドバイスをもらった時でもない、

" 今の自分に安心できたとき" だと思います。

だから、陰に転じていく自分も

受け入れ、寄り添い、価値を見出すことが、

自分に力をくれると思う。

心理学にもある、シャドウワークと、

ニュアンスが似ているかもしれませんね。

本当は、陽に転ずる分だけ、

陰に転ずるフェーズもある。

季節の巡りのように、

一日の流れのように、

わたしたちの人生にも、

ごく自然とあるものです。

だから、目を背けずに。

一緒に見ていこう。

これでもかってくらい、

一緒に、寄り添っていこう。

日本文化には、

陰に優しく寄り添ってくれるエッセンスが、

そこに価値さえ見出すヒントが、

たくさん詰まっているように思います。

日本人は、日本の文化に、

きっと救われると思うんです。

PROFILE

maho.tanabe19
maho.tanabe19田辺 真穂
「みりんスイーツと発酵食」minamoto食堂主宰/インナービューティープランナー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA